2009年10月02日

ネタバレ文化への批判

「ドラマの舞台裏に密着」って(事実上の番組CM)ドキュメンタリーを見て思った。
ネタバレすることが諸悪の根源かもしれないなあと。

ネタバレするから
それゆえに、すべてに解き明かしていくワクワクが無い。
そのネタバレが必ずしも真実とは限らず、
嘘や恣意的な誘導の根拠にされる事もある。

よしりんが、いつだったか雑誌のグラビア袋とじが
どうたらって言ってたわなあ。
あれは「袋とじをあけたらガッカリ」とかなんとか、
たしか否定論だったか、良く覚えてないけど

世阿弥も「秘すれば花」と言っているし、

開高健も「知恵の苦しみ」
(余計なことを知ってしまったがために世の中がつまらなくなる事がある)
と言っている。


ただ一度あけられた袋とじはもう神秘性を失い、
それを補うには新しいものを創るより他はない。

だが、新しいものを創ったら
かたっぱしからネタバレしていくという風潮はどうなのか。
自戒自省もこめて書くが、ネタバレをするなら、
まだ「答え」を知らぬ人々への配慮をすべきではないのだろうか。

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Posted by かた焼きそば  at 11:43 │Comments(0)愚かな禿の説話

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