2009年09月14日

テレビの占いと、発声練習としての「南無阿弥陀仏」について

お経というのは、一定の音で 音階で言う「レ」の音で発声するから
ノドを壊しにくいと感じます。

難しいお経の本はたぶん抵抗があるでしょうから
ためしに「なまんだぶ(南無阿弥陀仏)」と称えてみましょう。
この行いを「称名(しょうみょう)する」と言います。


関連記事:「おおきな声の出し方

(読経の時におりんを「チーン」と鳴らしますが、
あれって読経の音を指示してるのよね。

お仏壇の前に座ると、かならずをおりんを叩いて
合掌礼拝する人がいますが、おりんはお経などのお勤めの際に、
定められたところで叩くもので、むやみに叩いてはいけません。)


「なまんだーぶ、なまんだーぶ、なまんだぶ」と称えます。

そうすると
うつむいたままでは気道が押さえつけられるから苦しいので、
姿勢はまっすぐに正面を向いて
声を響かせるために口を大きく、口の中を広くけて
鼻を開くイメージをもって、
腹式呼吸、はらを意識して息にすいこんで、
力を抜きながら発声するといい感じになります。


物足りなくなったら、読経しても良い。
タンスにホコリをかぶってる経文は無いかな?

別に浄土真宗でなくても良い。それが他の宗教でも良い。
キリスト教の聖書であったり、イスラム教のコーランであったり、
法華経の「南無妙法蓮華経」でもいいし。

とにかく「声に出して読むこと」これ重要。
発声練習すると、外に出て人にあったときに声がこなれていますから
それが自信につながって、会話が円滑に進むのではないでしょうか。
なにごとも事前準備ってすごく大事ですね。



読経するというと
私の場合、前にちょっとふれた「重誓偈」や「仏説阿弥陀経」などですが。

浄土真宗の他宗と違うところは、
(物質的な)現世利益をうたっておらず、
(儒教等とは立場を異にするということだと思います)
あくまで「死後の世界で救われるんだよ」とハッキリうたった上で、
この世での感謝と報恩をたてまつり、
人々に、助け合いに向かう姿勢を持てとうながす所。

自立自覚を促す事により、
満足を得て自信を持って生きることが出来るものです。


テレビの占いランキングとかありますが、あれも一種の宗教です。
我々は無自覚に宗教にふれているのです。
別に、大学や高校で勧誘に来るあやしげな人々がすべてじゃないんで、
そこは誤解しないでいただきたい。
真宗は占いや祈祷などに頼らないことをモットーとしています。
(教章にかかげてあります→http://nolkiwami.tenkomori.tv/e121898.html

テレビの占いに一喜一憂しなくてもいいのです。
阿弥陀様は何千年も昔、とっくの昔から
この世のすべての人間を護ってくださっているのです。
いいとき、わるいときに関わらず。だから、安心じゃないですか。
嘘か誠か、信じる信じないはあなたの自由ですが、
信じれば少なくとも安定して自信をもった人生が送れることでしょう。


読売新聞web「親は知らない PART3 (4)洗脳「メールが一番」カルト勧誘 狙われる高校生」
http://www.yomiuri.co.jp/national/oya3/oya090821.htm
携帯メールで女子高生を洗脳していたカルト宗教。
そんなカルト宗教にだまされぬためにも
菩提寺(ぼだいじ)を大切にしましょう。
かかりつけ医みたいなイメージ、かかりつけ寺って感じでね。

この子の不運は、おそらく家族との関係が本質的に希薄だったこと、
その家族と菩提寺との関係が薄かった事に
起因するんだろうなと推察します。


菩提寺がないなら、近くのお寺に相談しましょう。
そのとき、浄土真宗(私が信じているのはお西様(本願寺派)のほうです)の
お寺にも相談してくれると私としては嬉しいなと思います。


信on記事はまた夜に。
この一週間、密教育ててましたけどやったこと多すぎるので
落ち着いてから書こうと思います。
おつとめ行ってきます。

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Posted by かた焼きそば  at 14:00 │Comments(0)愚かな禿の説話

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