2009年05月15日

書籍「うちのお寺は浄土真宗」/他力本願とは何か

参考資料としての引用と、書籍紹介記事。
私個人がちょっと前に出したメモ書きに他力本願についてちょろっと書いてましたが、
あれは二次解釈三次解釈ですので読み捨ていただきますように。



お西お東に別れてる版(下記)もありますが、
今回は上記の総合版(過去刷?)を引用していますのでご承知置き下さい。



合成の誤謬(ごうせいのごびゅう)←ウィキペディア該当記事へのリンク

(以下、上記資料より抜粋、【】内はこーさかの付けた但し書き)

>信心と念仏
親鸞【しんらん 浄土真宗の開祖】は、往生するための「行」は
凡夫にかわって阿弥陀仏が修し
【=往生するための修行は阿弥陀仏が凡人の代わりにやってくれて】
凡夫がとなえやすいように
「南無阿弥陀仏」【なむ あみだぶつ 「阿弥陀様、お助け下さい」の意】
の名号(みょうごう)として与えてくださるもの、とする。


>浄土真宗に於ける他力本願(本願他力)について

他力というと、他人任せという意味で誤解されがちだがそうではない。
他力とは阿弥陀仏の本願力(ほんがんりき)のことを言う。
本願とは、(浄土)真宗の根本聖典である
「仏説無量寿経」(ぶっせつむりょうじゅきょう)に
説かれ(てい)るもので、阿弥陀仏が悟りを開く前、
まだ法蔵という菩薩の時に起こした四十八願(誓い)を指す。

そのなかでもとくに第十八願【において】は、【次のように誓っておられる。】

「私が仏となったとき、あらゆる衆生が、私のまごころを受け取って
疑いなく信じ、私の国(浄土)に生まれよう【死後生まれ変わろう】と願って、
南無阿弥陀仏 と私の名前をとなえるであろう。
もし生まれることが出来ないのならば、
私は仏とならない【仏という崇高な存在になり得ない、崇高だと自称しない】」
と誓っている。

【要するに、南無阿弥陀仏と唱える人に対して
極楽浄土に生まれ変わらせる事を
阿弥陀さま自身が身を賭して
救います【有る意味「保証します」】、と言っておられる】

この誓いを、長期間の修行によって成し遂げ、悟りを開いたのが阿弥陀仏である。


【このように、】衆生に「南無阿弥陀仏」という名号を与えて救うという
阿弥陀仏の本願のはたらきを、他力 というのである。


しばしば他人任せで何もしないという意味で
「他力本願」と
誤用されることがあるが
本当はむしろ、阿弥陀仏のほうより
智慧と慈悲を恵まれる【お恵みいただく】
ことによって、力強く、明るく、精一杯生き抜く人生が開かれてくるのである。


(抜粋終わり)

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Posted by かた焼きそば  at 10:20 │Comments(0)おすすめ書籍紹介

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