個人的なメモ

本日はこれと合わせて時間差で2本立てです。

俺の野次ばっかじゃつまらない訳でして、お口直しを。
知人のデザイナーさんにちょっと良い話を読ませて貰ったんで、
インタビュアーであるデザイナーさんの許可を得て転載させていただきます。

カラシニコフとＤＢ。ちょっと想像付かないですが、せつないですね、、、
自分が如何に狭い世界で生きてるか、思い知らされた一件です。

その他、いくつか雑談をした中で、
印象的だったのは、私の隣に座っていた
Fさんというフランス人の話。
彼の本職は政府関係の堅いお仕事らしいですが、
ユーロマンガの発行者でもあります。

私が酔いの入った生真面目さで、
オタクの役割や位置づけについて質問すると

「アフリカにコンゴという内戦状態の国があって」

と一気に話し始めました。

「戦場に駆り出されるのは10代の子供たちで、
命令されればどこの村にでも行って掃討を行います。
疑いもなく人を撃ってしまう彼らは一見冷酷で感情がないようですが、
実はドラゴンボールが大好きだったりします。
カラシニコフ（突撃銃）には悟空のシールが
貼ってあるんですよ」

「ある時、武装した彼らが市場に来たんです。
しばらくは銃を構えながら歩いていましたが、
玩具店の前で脚を止めると銃を捨て、
ロボットの人形に飛びついて、夢中でいじり始めました。
僕は改めて、子供に必要なのは武器じゃなくて
玩具やエンターテインメントだと思いました。
遊びながら情操を育てろ、と教えるべきなんです」

「今の日本のカルチャーは大きな力を持っているし、
それは自衛隊派遣なんかよりも余程影響力がある。
フランスにもアメリカにもない力です。
例えばキャプテン翼は、子供たちの関心を
戦場からフィールドに変えさせる事が出来るんですよ。
だけど、出版社もメーカーもその事に無関心で、
とても残念だと思いますね」

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別れ際、今回の話し手だったイタリア人たちに
私が着ていたサイクルウエアのロゴを見せました。
本当は語呂合わせのようなブランド名なんですが、
「パンターニ」というと、少し笑ってくれました☆