2009年08月31日

郵便局叩き→郵政民営化の流れを投資運用視点から振り返って

今度の民主党政権の誕生。
その唯一の救いとして考えられる事は。
郵政民営化がストップすると言うことは、郵便貯金の貯金資産海外流出を
食い止めるということであるかもしれません。

その代わり、親特定アジア政権なんだから
ODA(でなければ別ルートで)って形で国の資産が出て行くだけだろうがね


関連記事:衆院選終わりました。延々と恨み言と次に向けて思うことをば

郵政民営化がストップすると言うことは、郵便貯金の貯金資産海外流出を
食い止めるということであるかもしれません。
でもじゃあ、仮に国営の「郵便局」に戻ったとして
公務員に任せておけば
適切な運用が成されるかというのも甚だ疑問。

完全民営化したって 銀行にはどうせ伝統的に公的資金注入するんだから、
あんまし変わらないどころか むしろ中途半端に国営であるほうが
公的資金注入を100%担保することになって
それを当て込んで、組織の内部から引っ掻き回されると非常に危険だとおもう。


国民感情を考えても、じいさんばあさんの世代から
身近に付き合いのある郵便局だから 絶対に「なんとかしろ!」って事になる筈だ。

グリンピアとか採算のとれない国民宿舎とか、
郵便局の資金運用投資には確かに問題点も多かったし、
郵便局時代から海外投資で少なからぬ損失も出しているやに聞いている。

だが後者は叩かれないで、
叩かれたのは国内投資であるグリンピアだった。
まあ箱物だから叩きやすいやろうね

でも、国内投資である以上 日本国民の為に投資されているのだから
まだ日本国内にお金を落とすだけ、海外投資よりマシかもしれない。


どっちにしても投資音痴な公務員(というか日本人)が
罪作りである事は間違いないので
投資に関する感覚は民間(海外)から学ぶか
あるいは国債とかの手堅い投資のみに回してりゃいいのかもですが
国債も形を変えた国からの資金投入なわけでして。

民間に委託すればすべて良くなるってのは幻想です。
そもそも企業とは利益追求が存在意義であるのだから
そういう点で企業出身者が 自分の出身企業に我田引水するという
可能性を考えないのでしょうか。

民間企業出身者が公務員になるということを
NHKは今放送中のドラマ「再生の町」で美化していますが、きわめて愚かです。

実際にそういう事例が増えれば、
「天下り」(公務員が民間企業に移って、国から企業に利益を我田引水する)
ではなく
逆天下り」(民間人が公務員に移って、国から企業に利益を我田引水する)
が起きるでしょう。


まあ、どっちがマシなんでしょうねぇ、、、

というかさ、
中途半端に「銀行」という形をとるから
投資どーすんのって問題が生じるわけでしょう。
いっそのこと「貯金管理機構」にして
一切の投資運用をしなければ良いんでないの?
かかる費用は全部国から、税金からで。

でもそれってどうなの?と 投資とは信頼であるのだから
国民を信頼しなさ過ぎで。
あと、人が運営する組織なわけだから
絶対に内部で腐るって。

・・・まあ自己矛盾ですわね
答えなんてまだ解りません。
ただ、中途半端な叩きや中途半端な組織形態が
諸悪の根源だってことは、何となく解ります。


同じカテゴリー(時事ネタ)の記事
 動物愛護とマスコミの偽善と、云々 (2009-09-25 10:05)
 信長の野望・天道体験版あそんでみた(2) (2009-09-17 10:00)
 信長の野望・天道体験版あそんでみた (2009-09-16 21:37)
 エヴァンゲリオン新劇場版Qに期待する事の一部(思いつき (2009-09-02 07:43)
 衆院選終わりました。延々と恨み言と次に向けて思うことをば (2009-08-31 03:44)
 動画「民主党 『拒否』の記録」 (2009-08-25 18:20)

Posted by かた焼きそば  at 10:00 │Comments(0)時事ネタ

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。